優秀な人材と低いコストを背景に世界のソフトウェア大国に成長したインドに対し、世界中の耳目が集まって久しい感があります。インド南部デカン高原に位置する都市「バンガロール」はインドのシリコンバレーとして知られ、世界の情報関連企業がここに研究開発拠点を置き、またインド企業とのソフトウェア・ビジネスを展開しています。
日本では東京圏はもちろんのこと、ここ数年で中部圏においてもインド企業との業務提携、エンジニアの受入等の事例が急増しています。
一方で、インド側から見た場合、現在ではソフトウェアの輸出割合で5%未満に留まっている日本市場の魅力は大きく、今後のビジネス拡大に掛ける期待は大きなものがあります。
シンガポールは政府は政府が積極的に情報化施策を展開しており、「IT2000計画」「シンガポール・ワン計画」のもと情報インフラの整備を着々と進めています。アジアのIT投資拠点を目指すシンガポールは日本の情報関連企業にとって今後投資先、ビジネス提携先の一つとなる可能性を秘めています。
岐阜県地域情報化産業懇話会では、このような背景をきっかけとして、インドのバンガロールとムンバイ、そしてシンガポールにおける情報化投資事情を調査し、県内企業のビジネス拡大に役立てることを目的とします。
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