実施概要及び趣旨

実施概要及び趣旨

[実施日程] 

1999年10月28日?11月5日

[訪問先] 

インド(バンガロール・ムンバイ)、シンガポール

[主催] 

岐阜県地域情報化産業懇話会

[共催] 

財団法人ソフトピアジャパン
▼目的
 優秀な人材と低いコストを背景に世界のソフトウェア大国に成長したインドに対し、世界中の耳目が集まって久しい感があります。インド南部デカン高原に位置する都市「バンガロール」はインドのシリコンバレーとして知られ、世界の情報関連企業がここに研究開発拠点を置き、またインド企業とのソフトウェア・ビジネスを展開しています。

 日本では東京圏はもちろんのこと、ここ数年で中部圏においてもインド企業との業務提携、エンジニアの受入等の事例が急増しています。
 一方で、インド側から見た場合、現在ではソフトウェアの輸出割合で5%未満に留まっている日本市場の魅力は大きく、今後のビジネス拡大に掛ける期待は大きなものがあります。

 シンガポールは政府は政府が積極的に情報化施策を展開しており、「IT2000計画」「シンガポール・ワン計画」のもと情報インフラの整備を着々と進めています。アジアのIT投資拠点を目指すシンガポールは日本の情報関連企業にとって今後投資先、ビジネス提携先の一つとなる可能性を秘めています。

 岐阜県地域情報化産業懇話会では、このような背景をきっかけとして、インドのバンガロールとムンバイ、そしてシンガポールにおける情報化投資事情を調査し、県内企業のビジネス拡大に役立てることを目的とします。

▼視察等内容
(1) Bangalore IT.com‘99(展示会)
   インド・バンガロールで開催される情報技術に関するインド国内最大の国際的展示会。インド企業のほか、マイクロソフト、IBM、インテル、エプソン、コンパックなど多数の国際企業の出展が決まっており、期間中は各種の会議、セミナーも併せて開催されます。

 場所:インド・バンガロール内 エレクトロニックシティ

 内容:(以下すべて予定)
      ・出展者数500社
      ・展示エリア20,000平方メートル
      (リナックス、ERP、E-COMMERCE、インフラストラクチャー、
      ホームの5つのセグメントから構成)
      ・来場者(ビジネス関係者20,000人、その他150,000人)
       取引高 1億2千5百万ドル

   
(2) ソフトウェア企業訪問及び交流会
   有力ソフトウェア企業を訪問し、急成長を続けるインド・ソフトウェア産業の現状を把握することによって、今後のビジネス展開を模索します。
   
(3) インド進出日本企業視察
   現地へ進出している日本企業を訪問し、操業の現状と投資先・ビジネス提携先としてインドの現状を考察します。
   
(4) シンガポール情報化事情調査
   シンガポールは、政府が積極的に進める情報化施策の概要、進捗状況と今後の見込み、そしてこれらを踏まえたシンガポールの投資環境を把握することで、今後のビジネス展開を模索します。

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