(ア)バーゲンアメリカ社の業務内容 |
|
・ビジネスとしては、次の3つを実施。
(1)オンラインショッピング
→日本を中心に世界へ向けてアメリカの商品を販売
(2)インターネットマーケティング
→アメリカから商品を買う際には、カタログを手に入れるのが難しいので、
それを行うサービス。
(3)電子メールマガジン発行
→インターネット上のビジネスでも営業に係る経費が大きい。
どうにもお金がかかって仕方がないことから開始したのがメールマガジン。
今でこそポピュラーだが,当時はほとんど例がなかった。 |
|
|
(イ)インターネットビジネスで重要なこと |
|
・インターネットではスピードが大切
→トレンドや技術がどんどん進化していくのでそれに対応していくこと。
・インターネットは自動販売機ではない
→インターネット上でモノを売るのは、一般のリテール産業と同様。
一般の商店と全く変わらない。イベントを打ったり、
宣伝したりしないとお客は来ない。 |
|
|
(ウ)バーゲンアメリカでのインターネットビジネスの方法 |
|
(1)オープン懸賞システム
入力操作に慣れていないユーザーに全部入力しなさいというのは無理。
懸賞コーナーに応募してもらっているうちにデータの入力に慣れ、
1?2ヶ月くらいたつと買ってみようかなという気になることをねらっている。
(2)独自の即日出荷システム
日本のお客にも2?3日で届くシステム。
流通経路に近いところに出荷部門を。
(3)日本人サポートスタッフを配置
3名雇用し、顧客からのメールに迅速に応える。 |
|
|
(エ)マーケティングコスト削減のためのメールマガジン |
|
(1)マーケティングコスト
インターネットビジネスで最もコストがかかるのがマーケティング。
有名な アマゾン・ドット・コムでも売上げの50?70%もかけている。
メールマガジンは、 その解決策である。
(2)メールマガジンビジネスの利点
・ |
印刷代不要。切手代不要。テキストのままでいい。 |
・ |
すぐ発送でき、すぐ届く。確実に読まれる。 |
|
日本のユーザーには適している。(通信コスト高から思ったほどネットサーフィンしないのが日本のインターネットユーザーの特徴。メールはその点コスト安) |
|
バーゲンアメリカでは購読者5万人で、1号あたりの製作費は1万5000円。
商品の掲載だけでは面白くないので読まれない。コラムを書いて読み物として読んでもらえる内容にする。読者の人からネタが来るような軽い話を中心に。
こうすれば確実にメールマガジンは読まれる。 |
|
|
|
(オ)なぜバーゲンアメリカは日本企業でなく、アメリカ企業なのか |
|
・ |
アメリカでベンチャー企業が成長するのは、エクイティファイナンス制度、従業員の自社株購入権のストックオプション制度があるのがポイント。 |
・ |
現在、EC関連の株式は100件くらいあり、赤字なのにもかかわらず、急成長すると見れば資金が集まってくる。日本ではお金を集めるのが難しい。 |
|
シリコンバレーへは全米から資金が集まってきている。10件に1つか二つ成功すれば、莫大な利益が得られる。
|
|