(3)イギリス・日本大使館訪問

-調査結果
イギリス・日本大使館訪問
▼英国日本大使館の訪問
対応者 猪俣参事官、小林書記官

●英国経済の現状と見通し
 ・98年秋から99年春にかけてのイングランド銀行の積極的な金融緩和政策

 ・99年第2四半期以降、消費主導型の高成長

 ・2000年は内需の鈍化と貿易収支の悪化により景気は減速気味

 ・現在のところインフレを懸念する状況ではないが、高水準の住宅価格や
  賃金上昇等のインフレ誘発因子は存在している

 ・ポンドは対ユーロに対してはポンド高・ユーロ安基調

英国日本大使館訪問の様子


日英経済関係の現状
 日系企業の対英直接投資等を背景に、日英経済関係は良好である

 キャンペーン方式対日輸出促進事業を通じて着実な成果をあげている 

日英経済関係の現状

 英国の情報関連整備がアメリカ・北欧に比べ遅れていることを、
  英国政府は認識している

 2003年までに全国にインターネットを、2005年までに電子行政を整備する目標

  →認証や接続料の引き下げなどの問題をクリアする必要がある
 電子商取引のための基盤整備

▼質疑応答

Q:

「IT革命」によって価格が引き下げられても、企業収益にはつながらないと考えるが、英国ではどうか?
A: ヨーロッパではあまり議論がされない。なぜならば、マクロ的に見ると、情報化により他の業種の増益につながらないとしても情報関連企業の発展、増益につながっていると考えているからであろう。

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