(4)サプライチェーン・マネジメント(SCM)の現状について【Shaw E. Pender氏の発表】

サプライチェーン・マネジメント(SCM)の現状について
Shaw E. Pender氏の発表
「Internet Technologies
and the Future Digital Economy」

Mr. Shaw E. Pender

説明者:Mr. Shaw E. Pender

(Manager, Strategic Technologies&Markets)

▼講演内容
インターネットで世界が変わろうとしている。技術の多くはシリコンバレーで生まれているが、グローバルなネットワークの構築のおかげで、インターネットにつなげることにより、小さな企業がグローバルなビジネスをできる時代になった。
   
産業革命では、技術の浸透に時間がかかったが、ネットワーク技術の発達で、技術の開発サイクルが短くなった。大企業中心型の市場に対し、中小企業こそが迅速に対応できるということを理解しておくべきである。シリコンバレーが成長したのも、ベンチャー企業が中心になったからである。
   
社会全体、企業のビジネスプロセスも変革される時代になってきた。変化の触媒となるのは、エレクトロニック・コマースの進展と、消費者の嗜好の変化。モビリティのある便利な製品、フレキシブルな製品をつくっていかないといけない。IT(情報技術)は他社に対抗し、競争力をつけるための武器になる。
   
サンの歴史的技術開発
・Java:オープンシステムのための言語
・Jini:複雑化した消費者のシステムをシンプルにつなぎ、電話を使うようにネットワークにつなげられる技術。
→複雑な操作を要求されるパソコン(PC)の時代は終わりつつある。
これからはザウルスのような携帯端末、携帯電話、ATM、スマートカード、時計などがインターネットにつながるようになっていく。
   
オープンなネットワークを利用した企業の経営革新がすすんできた
・SFA:社員、従業員がその場その場でイントラネットにつながり、企業全体の生産性を向上させる。
   
中小企業がデジタルコンテンツを基盤に技術力をつけられるようになってきた。これをインターネット上でとりこんでいく。
*4つのD:Digital、Demand、Database、Direct(最下層から順)
(1)Digital:イメージのようなマルチメディアを利用して情報の共有を図る
(2)Demand:データに付加価値をつける、ストーリーを作り上げる、
       画像や写真を添付してデジタルコンテンツを作る。
(3)Database:付加価値を蓄積していく
(4)Direct:イントラネット、エクストラネットを使って付加価値を
       分散させるプロセス
   
インターネット上でのデジタルコンテンツの共有→Enterprise Value Chainへと発展

→ソフトでもハードでも、ものを作る流れは同じである。企業内のイントラネットでどう情報を共有するかが問題。これを可能にするのがValue
Chain

[企業発展の根源エンジン]
製造?データセンター?倉庫?マーケティング?テクニカルサポートアフターケア、技術支援
→サンの目的は、Value Chainのうち、どの部分でもJava技術とブラウザを使い、あらゆるデバイスをつなげて対応していこうとしていること。

→イントラネット、エクストラネットをつなげ、自分のネットワークの中に他社のネットをつなげ、真にグローバルに活動できるベースを作ること。

   
なぜ、サプライチェーンかグローバルな展開を考え、効率性を求め、Just in Timeを考え、外注によるコスト減を図るため。

→エクストラネットはビジネスの効率性、イントラネットは社内の生産性向上を狙う
→企業の受発注情報から個人のHPまで全ての企業情報が得られるようになる。
   
まとめ
・サンで開発されているようなオープンなネットワークシステムを通じて、小さな企業も大きなグローバル企業へと成長することができる(成功例:アマゾン・コム)
・サンは大小いろいろな製品をつくっているが、拡張性のある技術があることが重要
・あなたの企業も明日のドット・コムに。今日の中小企業が明日の大企業に。

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